毎週火曜日は、孤児院でのボランティア活動デー♪
昨年の2月より始めてかれこれ1年と3ヶ月、今日は私にとってちょっと特別な事が起こった。厳密にいうと今日ではなく、先週の土曜日ということになる。
なにかというと、私のもっともお気に入りの“ダストレ”が土曜日におばあちゃんのお迎えで家に帰ったという知らせを受けたのである。先に説明をさせてもらうと、マラウイでは身寄りがなくなった子どもだけが生活している施設が「孤児院」というわけではない。母親が亡くなり仕事をしなくてはならない父親が面倒をみることができなかったり、母親に子育ての能力がないので見るに見かねて近所の人が連れてきたり、と一時期だけ施設に預けられる場合もある。“ダストレ”もそんな子どもの一人だった。
私の初出勤日(?)、つまり約1年と3ヶ月前に、この孤児院に来て間もないという“ダストレ”が不安そうにベビーベットに座っていた。悲しみと不安を目一杯表現した彼の目が、本当に衝撃的で、この子の目に明るさが取り戻せるようがんばろうと思ったものだった。
最初は私に警戒していた彼も、毎週通うにつれ少しずつ心を開いてくれた。半年ほど前には、乳児室から次の幼児室(前期)に移った。私は通常乳児室のお世話をしているのだけど、1日のうち1時間ほど幼児とも遊んでいる。ダストレと目が合うといつも遠くからでも手を上にあげてヨチヨチ歩きで近づいてくれるので、私も両手一杯広げて迎えていた。自分の思い違いと思いつつも、ほぼ一緒にこの施設での初日を迎えた私たちは心が通じ合っていたと思っている。
当たり前だけど、事前の知らせがなにもなくあっけなくバイバイとなり、ちょっと寂しい1日だった。でも、おばあちゃんが迎えに来てくれたことは幸せなことだと思う。そして、この施設にはまだまだ80人ほどの乳幼児が毎日愛情に飢えているのである。
よし、また来週も来るから待っていてね。
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