本日の招待は文化交流を兼ねてのり巻きを作り、割り箸をだしてみた。本日使用した割り箸は義母が作ってくれた日本人形付である(写真)。中学生のマラウイの子どもは飲み込みが早く、今日初めて目にした箸を使って上手にのり巻きを食べることができた。最後にみなお土産に箸を持って帰ったので、どうやら気にいってくれたかな(^_-)-☆
3,4時間、皆で楽しくおしゃべりをしたのだが、その中で私が一番気になった話題を少し。
これまでマラウイには台湾政府が何十年にも渡って支援を行なってきた。それが、昨年の1月、急に中国の支援に魅力を感じたマラウイ政府が、移動期間を1ヶ月ほどしか与えずに、台湾政府を撤退させたのである。理由は、台湾と国交を行なっている国は中国との国交が行い難いことが挙げられる。外交というのは本当にいろいろな思惑が絡んで成り立っているのだろう。
そこまでは、その頃に赴任したばかりの私でも理解できていた。しかし、今日のマラウイ人スタッフの話によると、その話題が新聞に載ったことで多くのマラウイ人が驚いた視点は、「これまでの支援は中国政府からのものではなかったのか!」ということだったこと。つまり、多くの国民が中国と台湾の違いを知らなかったというのである。私が「支援物資(ライスや肥料)に台湾と書いてあったりしたでしょ?」と尋ねてみると、彼らにとってはその文字は重要でなかったようであった。撤退することで、やっと名前を覚えてもらった台湾。努力は報われたのであろうか。
本日のまとめ。国対国、人対人、会社の上司対部下、どんなレベルに於いても、コミュニケーションを通してお互いを知ること、認めることは重要である。
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