2009年10月13日火曜日

Liwonde National Park

今回は、友人が貴重な休みを使ってマラウイを訪問してくれたので、二人でサファリに向かった。ちなみこの友人、私が9年前にインドのカルカッタにあるマザーテレサの家でボランティアをしていたときに、数日間一緒に過ごした子である。旅の出会いっておもしろいなーとつくづく思う。

さて、取りあえず友人がマラウイに着いた翌朝、5時40分に家を出発し、長距離バスに乗り込んだ。このバスというのが曲者で、時刻表が存在せずに、満席になるまでひたすら待たなくてはならない。これがマラウイの旅で予定を立てる難しさである。一応、添乗員さんには私たちの目的地には11時頃には着けると確認をしたのだが、そんな約束は破るようにできているようなものだ。あっさり12時近くの到着となった。

出発して最初の2時間ほどは、記憶がないほど爆睡していた私であるが、10時頃からはずっとそわそわと落ち着きがなかった。なぜなら、11時半に目的地のシレ川(マラウイいち大きな川)からサファリまでの移動ボートを予約していたのである(片道45分US$40/人)。サファリロッジへは何度か電話を入れ、最終的に1時間ほど待ってもらうことができたので、無事到着することができた(-。-)y-ホッ。

そしてこの移動ボート!苦労して交渉した甲斐があったというもの。想像以上のスピード感で最高に気持ちがいいではないか♪おまけに、運転手さんがゾウやカバの群れを見つけたときは、きちんとスピードを落としてくれるので、目的地に着く前から私たち二人は興奮しっぱなしとなった。

到着後は遅い昼食をとり、少し休憩するとゲームサファリに出発である。団体客が来ていたが、私たちは個人の申し込みだったので、イギリス人のおば様方2人と4人だけで小さいオープンジープに乗り込んだ。このおば様方、かなりのサファリ通のようで、望遠鏡を片手に案内人のドライバーとはツーカーである。動物や鳥について詳しく、私たちがドライバーに聞いた質問も間にいたおば様の一人が答えてくれたりといった具合であった。

そうしておば様方のリクエストのゾウ探しに一生懸命であったドライバーとは逆に、途中のボートでゾウの群れに遭遇することができた私たちは少し余裕で全体を見学することができた(^v^)、18時頃にシレ川のほとりでビールで乾杯をし、すっかり日が暮れた後は、引き続きナイトサファリへ出発!

そこからは、助手席にじっと座っていた寡黙なおじちゃんの出番である(^_-)-☆なぜなら彼が強力なライトで照らした先以外は暗くて私たちは見ることが出来ないからである。さっきまで存在感のなかったおじちゃんが急にたくましい存在となった。彼の動かすライトに合わせで皆で右、左、ときっと外から眺めたら面白い光景だったのではないだろうか。そして私たちはウサギなどの小動物に出会うことができた。たまにモザンビークからライオンが紛れ込んでくるようではあるが、このナショナルパークにはどうやら肉食動物があまりいないようで、どの動物ものんびりと暮らしている。

同じマラウイという土地にゾウの群れやたくさんの動物たちが住んでことがとても不思議に感じられ、ビールの酔いと程よいジープの揺れ、そして空を見上げればたくさんの星を眺めることができ、その現実離れした心地のよい空間にどっぷりと浸ってしまった。ナイトサファリも最高!

翌朝、私たちは6時からのウォーキングサファリに参加し、またジープからとは違う視点でインパラやイノシシ?を見ることが出来た。私が印象に残ったのは、生まれて初めてみた蟻地獄の巣である。不思議な構造だ。

1時間ほど歩いてお腹が空いた頃に、朝食をとり、その後は2時間のボートサファリに移動した。ここからは朝、水を求めて集まって来たたくさんの動物たちを川から見ることができるのである。昨日、5mほどのワニに遭遇し、思わず叫んでワニを逃がしてしまった私たち二人は、案内人に朝から釘を刺され、なるべく叫ばないように気を付けた。その甲斐あってか、ゾウやカバ、ワニなどは、ボートとの距離が5mほどになっても私たちに動じることなく、のんびりしていた。

10時過ぎにサファリを終え、チェックアウトとなった。とても内容の濃い1泊2日のサファリツアー。1年で一番暑いこの時期は体力が必要となるが、乾季の終わりごろのためにブッシュ(草むら)が少なく、遠くまで見渡して動物を探すことができ、一押しである♪

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