2009年8月3日月曜日

初代大統領メモリアル

週末の昨日は少し気温も上がりドライブ日和♪
首都にある2カ所の初代大統領のメモリアルを夫とふたりで訪問した。

初代大統領のカムズ・バンダ氏(1898年ころ生誕)は、マラウイで小学3年生まで教育を受けた後に、ジンバブエ、ナタール(ターバン)、ヨハネスブルグで働きながら教育を受け、教会の支援により医学分野で博士号をアメリカで取得した。後にロンドンで開業しながらアフリカの教育支援をしていたが、1958年にマラウイの独立を目指すNAC(Nyasaland African Congress)のリーダーに成るべくして帰国した(マラウイを知るための45章参照)。

ここまで聞くとなんと素晴らしい人だろう。と思うのであるが、1964年の独立以降は独裁政治に目覚めてしまい、税金の無駄遣いや職権乱用を繰り返したために、国民の批判が高まり、1994年の選挙により政権が交代した。そして1997年の11月25日に亡くなったのである。

今回、最初に訪問した場所は、その大統領が眠るお墓である。彼が亡くなった翌月にこの建物に遺体が収められたとのこと。写真中央の階段をのぼると造花できれいに飾られたレプリカのお墓があり、本物はこの建物の下で眠っている。Visitor’s Bookを見ると、この日だけでも訪問客が50名ほどいた。独裁政治を行ないはしたが、マラウイの独立を勝ち取り、初代大統領として国民を率いたことは評価されたということなのだろうか。

次に訪問した場所は、2007年に建てられたばかりの新しい時計塔である。上まで登ったらさぞかし眺めがきれいそうであるが、残念、鍵がかかっていた。手前にあるバンダ初代大統領の銅像の立ち姿がユニークでなんだか笑ってしまった。写真屋さんが常駐していたので、大統領が右手に持っているものは何かと質問をしてみたが、「“力”の意味だ」といわれたが具体的には何かわからなかった。

リロングェは首都としては珍しく、美術館や博物館が見当たらない。今回訪問した2ヶ所が唯一歴史を感じられる場所ではないかと思う(少しだけね)。

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