2009年7月31日金曜日

The Warm Heart of Africa

この国のキャッチフレーズはタイトルに示した「アフリカの暖かい心」。その言葉のとおり、マラウイ人は温厚でフレンドリーな性格の人が多い。少し遠慮深いところなどは、日本人と似ているなと思う。また、西アフリカのように肌の色が完全に真っ黒ではなく、またエチオピアのように手足が長くスラッとした体系でもない。全体的に“ずんぐりむっくりした”その容姿からも愛嬌が感じられるのである(ほめ言葉(^_-)-☆)。

さて、そんなマラウイに住み1年と7ヶ月。これまでに心に残ったThe Warm Heart Peopleを書き残しておこうと思う。

*ミニバスの中で
ミニバス(乗り合いタクシー:ワゴン車)の中には、運転手さんの他に、運賃を集める添乗員さんがいる。私が一人旅をしていたとき(チョロからマクワサへ)のことである。ミニバスの一番後ろの席に座っていた私は、私の前に座っていた乗客を介して、ドアのすぐ隣に座っている添乗員さんに運賃を払おうとMK500を渡し、MK100をお釣りとして受け取った。

するとその私の前に座っていた乗客の男性は「どこまでいくの?」「マクワサだったらMK50お釣りが足りないね」といい、添乗員さんにもうMK50を請求して私に渡してくれたのである。

な~んて親切なマラウイ人(ToT)/~~~

マラウイのミニバスはタクシーとは違い、高額を吹っ掛けてくることはないが、やはり外国人にはほんの少し上乗せした値段を請求してくることもある。そんなときは、きっと周りの人は見て見ぬ振りだろうと思っていたので、とっさの彼の行動には感動した。

*ガードマン
私の住む2階建ての家はアパートのような構造で、敷地内に12件の家がある。ここでは、大家さんがセキュリティー会社に依頼しているガードマンが昼間は1人、夜間は2人+ドーベルマン1匹が24時間いつでも、私たちの安全を守ってくれている(はずである)。

そのガードマンの中のひとりに、私がここに住んでからずっと居て、一番信頼できるお気に入りの人がいた。あるときは、お手伝いさんやドライバーさんも含め、皆で一緒にランチをとったり、風邪を引いていたときはホッカイロをあげたりと仲良くさせてもらっていた。それが突然の異動により、ぱたっと会えなくなってしまった(ToT)/~~~

あー残念と思っていたら、ある日の夕方、誰かが私の家をノックしている。誰かと思いのぞいてみると、あのお気に入りのガードマンが目の前にいるではないか。私がドアを開け「久しぶり、どうしたの?」と尋ねると、彼は「突然の異動であいさつができなかったから、今出勤に向かう会社の車を少しの間待っていてもらい、マダムにあいさつにきた。」と言う。彼はわざわざ許可をとり、私の家まで訪ねてくれたのである。

心がぽっと温かくなる出来事であった♪

*グレイさん(我が家のお手伝いさん)
この国の農民は、とうもろこしの収穫時期となる4月から体重が増加し、新年を迎えると食料不足により体重が減少するといわれている。とうもろこしの収穫までもう少しとなる3月は、多くのマラウイ人が昨シーズンの蓄えが底をつき、家での食料が不足している。

そんな大変な時期がもうすぐ終わろうとする3月下旬、我が家の食糧庫や冷蔵庫に食べ物が溢れている状況を知っているにも関わらず、グレイさんは昨年に引き続き今年も初収穫物のとうもろこしとオクラを私たちにプレゼントしてくれたのである。前日に獲ったフレッシュなとうもろこしを夫と私はありがた~くいただいた。


以上が、私のベスト3である。これからも、温かい出会いがありますように♪

0 件のコメント:

コメントを投稿