7月2,3日の2日間、NAC(National AIDS Commission)主催の“National HIV and AIDS Research and Best Practices Dissemination Conference”に参加した。数日前に友人から連絡をもらい、新聞に掲載されていた連絡先に参加の申し込みをしたところ、担当者からは「参加は自由です。その代わり交通費やAllowance(手当て)がでません。」とのこと。先日ザンビアの栄養学会がUS$200だったように、日本でも学会というといくらかの参加費が掛かる。それが参加費“無料”というのだから、驚きだ!ましてや上述した費用がでないのは私としたら当たり前といいたい。しかし、これがマラウイ人の感覚なのである。
話がやや逸れてしまうが、マラウイでは講習会や研修会を開催する側が、Allowanceといういくらかの日当のような手当てや食事を用意する習慣がある。この習慣の導入はマラウイ政府によるものと思われ、政府は講習会等の名目でドナーなどから多くの予算を確保する。この国は公務員の基本給を低く設定して、能力向上等の目的で開催される会合に参加することで、低い給料を補わせているようにも思われる。そのため、能力向上が目的ではなく、給料を増やす目的で参加している者が多い現状があり、これが、人材育成を目的として活動している多くの日本人の悩みの種となっているのである。
この学会も例外ではない。Hotelの会場を貸しきり、パンフレットや文具品、1日2回のtea Break や豪勢なLunchが全て無料で提供され、こんなところで税金が思いっきり使われている現状を目の当たりにし、本題に入る前に思わず愚痴ってしまった。。。
最後にフォローさせてもらうと、この学会に関して言えば、税金の使い方が問題なのであって、学会の内容自体は満足のいくものであった。ということで、本題もみてね。
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