現在、我が家はドライバー募集中!
先日不正を犯したドライバーのNoelが教会で神父さんからお話を受け、反省し、その後、もう二度としないという内容の反省文を書いたにも関わらず、わずか1週間後に、再び無断で私たちの車を使用した。計算すれば簡単に不正が見破られるのに、頭が働かないのか、辞めるつもりでやったのか、理由を聞いても話さないので、悲しいことに私は最後まで彼の心理を理解することができなかった。やさしそうな顔立ちと運転も日ごろの反応ものんびりした彼に、私はまんまと騙されていたのだろうか。
「クリスマス近くに生まれたから僕の名前はNoelなんだ」「神様はいるよ」といっていた彼だけど、彼の神様ってなんなんだろう。宗教的な考え方によっては、貧しいものは裕福なものから乞うのは当然のこと(マラウイのレベルでは日本人は裕福なものに入る)となる。そのため、私たちの話を聞いた何人かの日本人は「彼らは私たちからもらうことは当然と思っているから反省なんてできないよ」という。本当に、彼らには要求してもらうことと、相手を騙して奪うことの違いが理解できないないのか。私はそうは思いたくない。でも私はその違いを彼が理解できるまで話し合うことができなかった。1日に18kmも無断で運転をし、反省後の車の燃費がたったの2.5km/ℓになったのを目の当たりにし(どこかで車からガソリンを抜き取っていたと思われる)、あきれ果ててしまったと同時に、見切りをつけてしまった。
彼を解雇するときの最後の反応をみて、私は夫に「彼はきっとまた同じ過ちを繰り返すと思う」というと夫の受けた印象も同じだったという。なんだか悲しい出来事だった。
付け加えておくが、決して「これがマラウイ」なのではない。マラウイ人のドライバーの中には1分でも遅刻をすれば連絡をする人、挨拶をきちんとできる人、辞める前に事前に相談する人、そして毎日真面目に働いている人はたくさんいる。そういう人が成功する社会であってほしいな。ちなみに私の家のお手伝いさんは一押し!
0 件のコメント:
コメントを投稿