2009年6月5日金曜日

いってきましたZambiaPart2(学会編)!

待ちに待ったこの日が来た。当初3日間の予定の学会が5日ほど前に2日間に変更との連絡を受け、本当に開催されるか当日まで誰もが疑っていた。しかし、とうとう開催されたのである。(国内参加者の3倍の参加費を払った私は、開催日数の変更に参加費が反映されず、少し悲しかったが、、。)



1日目
Session1は保健省の理事を筆頭に開催の挨拶であった。ティータイム後のSession2ではマラウイの栄養とエイズ省の省長であるDr. Mary Shawaが食糧と栄養に関するアフリカの現状を説明し、次にマラウイでの経験とアジェンダについて話されていた。彼女は政府や各援助機関、NGOが同じ問題に対してバラバラに取り組むのではなく、ともに協力し合うことの重要性を唱えていた。これはまさに現在、国際開発のなかで“援助協調”として取り組まれていることであり、私にとって大変興味深かった。残念ながら私の聞き落としか、今後始まるということなのか、具体的内容については不明であった。

昼食後は展示ブースを見学し、その後は会場が“食糧栄養政策”と“栄養と健康”という2テーマに分かれていたので、私は後者の会場に参加した。


2日目
Session1は都合により逃すものの、Session2ではDr.Drinahのザンビアの栄養素摂取量の推奨量(RDAs)についての研究が発表された。次に、Ministry of Education の方からパイロット校での栄養授業の取り組みが紹介され、充実した教科書に感心した。午後、すべての発表が終わった後は、分野ごとにワークショップが行なわれた。英語の苦手な私は、人前で意見を言うことができずに、残念ながら聞き手に徹した。

ザンビアには修士や博士が取れる栄養士養成校がなく、上を目指す人はマラウイなどで学ぶようであるが、栄養士の配置や乳幼児の栄養摂取策など政府の取り組み自体はマラウイよりもしっかりしているように感じられた。また、学会という非日常の場であるからか、ザンビア栄養士の方たちのプロ意識も高い。学会期間中、マラウイの栄養部門のトップであるDr. Mary Shawaに「私はマラウイで栄養士としてボランティアをしているが、マラウイでも将来このような学会が開催され、栄養士たちが情報を共有する機会ができたら嬉しい。」と伝えたところ、彼女ももちろん同意してくれた。初めての海外での学会の参加は、その発表内容に疑問があるのか、自分の理解不足により疑問が発生しているのか等、得られた情報があやふやで自分の考えをうまく構築することが難しかったが、ザンビアの現状が知れ、栄養士の知り合いが増え、良い機会だったと思う。

もう一度、ザンビアに行くことを許してくれた夫と夫の職場の上司に感謝!

0 件のコメント:

コメントを投稿